LOVE&SWEET
「雅!!!」


この建物を出た時に、ミナミが泣きながら俺の方に寄ってきた。

「雅〜…」


心配してたんだよな…


俺はそんな些細な事でも嬉しくて、ミナミを抱きしめた。


「ミナミ、大丈夫だから。ありがとう…」


ミナミは俺の胸で小さく頭を振った。




「青山…お前あいつと別れろ…」

やっと思いだした…



あの女は、健が薬物やってる時に、健に薬物を売ってた女だった…

健が死んだのも、あいつが薬物を進めたから…




青山は下を向いたままだった。

「あの女は、お前に薬物を売る為に付き合ってるんだぞ…」



「嘘…」
ミナミが泣きながらそう言った。

「ほんとだ…俺の薬物やってて死んだダチが、あの女と付き合ってる時に、あいつに進められたんだ…」


「わかった…あいつとは別れる…」



青山君が顔をあげてそういった。




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