LOVE&SWEET
ミナミSIDE
あの時、雅があたしを助けてくれたんだ…
あたしはあの時、名前を聞き忘れた。
だけど、あの日以来、ずっと考えてた。
もう会うことないのか…って。
あたしはずっと気になってた。
好きになってた。
まさかこんな形で会うことになるとわ…
雅は、あの時とすごく変わっていて、
大人っぽくなっていた。
だからちっとも気づかなかった。
「あのあとからずっと好きだったんだよね…」
雅?
何言ってるの?
「えっ…」
「だから、好きなの!!ミナミのことが!」
えエ~ェ!!!!!
これって告白??????
雅を見ると、真剣な顔してるし…。
「なんかの罰ゲーム?」
あたしが聞いた。
だってありえないよ~!!
あんな人気者の雅が!!
あたしなんかに!!
「いや…マジだから」