LOVE&SWEET

ミナミSIDE


あの時、雅があたしを助けてくれたんだ…


あたしはあの時、名前を聞き忘れた。
だけど、あの日以来、ずっと考えてた。


もう会うことないのか…って。


あたしはずっと気になってた。
好きになってた。




まさかこんな形で会うことになるとわ…





雅は、あの時とすごく変わっていて、
大人っぽくなっていた。

だからちっとも気づかなかった。





「あのあとからずっと好きだったんだよね…」


雅?



何言ってるの?




「えっ…」



「だから、好きなの!!ミナミのことが!」



えエ~ェ!!!!!



これって告白??????






雅を見ると、真剣な顔してるし…。


「なんかの罰ゲーム?」

あたしが聞いた。
だってありえないよ~!!

あんな人気者の雅が!!
あたしなんかに!!


「いや…マジだから」



< 26 / 203 >

この作品をシェア

pagetop