LOVE&SWEET
実際自分も、可愛くないって訳でもない。
自分の顔には正直、自信はあった。
だから、今度は絶対に奪ってやるんだから…
あたしは雅君に、「話がある」って嘘をついた。
また変な嘘を考えた。
ミナミちゃんは「いいよ。行ってきなよ。あたしアイス食べて待ってるから」と言って、あたしのぶんのアイスも買ってくれた。
少し罪悪感を感じたけど、そんなのどうでもいい。
あたしは、雅君にベンチのとこに連れて行かれた。
「はい。何?」
あたしはすごい嘘をついた…