LOVE&SWEET
9・雅の迷い…

15分後、雅は1人で帰ってきた。 



「悪り…遅くなった…」


「いいよ…美香さんどうだった?」


雅は笑顔を作って、

「別に、そんなにたいしたことないから。お前が心配すんな」







あたしは分かってたよ…
その笑顔が作り笑顔だって…
雅は何か迷ってるって…




あたそ達は無言のまま、デパートを後にした…

なんだかお互いその方がいいと思ったから…




いつも繋ぐ手は、今日は繋がれてない。





帰りも無言だった…



部屋の前に着いた…

「今日わ…悪かったな…」


「いいよ…」

あたしは笑顔で言った。

「じゃあな…」



雅はなんか、いつもの元気がない…
ホントに心配だよ…





雅が部屋に入ったのを確認して、あたしも部屋に入った。







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