LOVE&SWEET
雅樹SIDE
俺は、美香の話を聞いた。
「デート中にごめんね…」
「いいから…話って?」
美香は話だした。
「あたしね、卒業してからまた、佐々木さんたちにまたいじめられるようになったの…高校が同じだから…
それがね、中学のときより…激しくなって…
あたし、高校入って…友達まだできてないんだ…
だから…あたし…今日…ホントは…
自殺しようと…おもって…」
自殺?
何で…
「俺が佐々木に話しつけてやるから。
自殺はやめろ!!」
俺は必死に美香に言った。
「お願い…佐々木さん達には…言わないで…」
「何で?」
「誰かに言ったら……お父さんの会社…倒産させるって…
佐々木さんの家…お父さんがあたしの会社の社長さんみたいなもので…だからお願い…お父さんに心配かけたくないの…」
どうしたらいいんだよ…
もう彼氏のふりなんかできない…
ミナミがいるから…