Magical Days
嘘は慣れている。
女達に振りまくあの笑顔は嘘。

たやすい事だと





…そう思っていたのに。





「案外…キツいな…」

「ん?なんか言った?」

「なんでもねぇ」


俺らは屋上で昼飯を食っていた。
2人にとって、
気を使わない、絶好の場所。


ただ、今の俺にとってこの環境は随分重いものだった。



ハルの憎めない笑顔が
俺の心を容赦なく突き刺す。


その日の昼飯は全く味がしなかった。
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