Magical Days

☆本性☆

休み時間にはいつものように
うぜえ女達とやりとりをしてた。

「石原くん、好きなタイプは?」

「君みたいな子。」

「えー///
じゃあ付き合ってくれる?」

「ちょっと!なに抜け駆けしようとしてんの!」

「だ、だって…」

…勝手にそっちでやってくれ…


授業中には
水河…じゃなくてハルの質問攻めを受けている俺だが、
もういい加減体がもたねえっつの。

…授業サボろう。


1、2時間目は
真面目に受けていたが、さすがに無理だと思ったので、屋上に向かった。



ガチャ…

屋上には幸い、誰もいなかった。

俺は入り口の屋根の上に登って、寝転がる。

「1人って…楽だな」

がらじゃないかもしんないけど、空に流れる雲とか見てんの結構好きなんだよね。

「落ち着くの?ここ」

「ああ…まあな…」

「へー…
今度サボるとき来ようかな?」

「うん!?」

俺は誰としゃべってんだ
と思ったら隣にはハルがいた。

「なんでてめーが
ここにいんだよ!?」

「だめー?」

ふっと笑って返される。
そんな顔で言われたら帰すものも帰せねえだろ…

「…勝手にしろ」
< 4 / 13 >

この作品をシェア

pagetop