小さな初恋
『大丈夫だけど?』



素っ気なく答えると、


花柄は安心したように胸を撫で下ろした。





『じゃぁ、待ってるね♪』

『どこで?!』



俺、

今日部活あるからあんまり花柄と話す時間ないんだよな…




『決まってるじゃん♪

今日部活でしょ?


愛斗の家で待ってるね』




なにこいつは平然と言ってんだよ…

『まじで…?』



そりゃ、

昔は家で遊んだことあるから、


兄貴も母さんも花柄のこと知ってるし…




多分、

普通に家に入れると思う…




『いや、無理だから…』


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