小さな初恋
考えた末に、


「いない」

と、

感情を込めずに言った。



いそのこと…

このまま好きじゃなくなれば、


どれだけ楽か…





「…それじゃぁ、

瀬戸を好きになる可能性もあるよな-…ッ?…」



何を心配してんだこいつは…



俺が今、

一番心配したいのは…


この外の雨だっつ~の!!




「それはない」

きっぱり答えたけど、


まだ不安がっている初真。

「二人が付き合ったら…俺…ははは…はは…」



完璧にイっちゃってる。

「大丈夫だから!!
きもい笑い方すんなよ…!!」



こいつ分かってんのかよ?


今一様…

授業中だぞ?











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