小さな初恋
顔の前でピースを作ると、


花柄は急いでいたらしく…

「じゃぁね!!気をつけて帰ってね!!」


足早に学校を後にした。



「グーッグーッグーッ…」


これからどうするか途方に暮れていると、



携帯のバイブが鳴った。


「誰だ?」

携帯を開くと、


葵からメールが来ていた。





「えっ?!」

俺は葵のアドレス知らないのに…

なんで葵は知ってんの?




**********
件名:葵だよ♪

本文:
今日、傘持って学校
行った?
**********



そう書かれたメールに、

急いで返信する。


**********
件名:愛斗

本文:
持ってない
**********

それだけ送ると、

直ぐに返事が返ってきた。



**********
件名:葵♪

本文:
じゃぁ、
校門の前にいるから
直ぐに来て♪
**********





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