小さな初恋
「…花柄ちゃん…」


あたしの思いに、

真剣に答えようとしてくれている…



「ゴメン…健斗くん…」


あたしはその言葉を遮った。



「あたし、返事は聞きたくないの…

気持ち伝えられたらそれでいいんだ…」



笑顔を見せて、

あたしは走り出した。



健斗くんよりも10mほど先を行ったところで、


あたしは叫んだ。



「健斗くん、
幸せになってね────!!」















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