小さな初恋
「…新しい恋する気あるか?」





その言葉に反応して、


花柄は顔を上げた。



「どういう意味?」



━━━俺、瀬戸が好きだ!!



花柄が兄貴を諦めたなら、


初真にも両思いになる可能性がある…





「初真…
お前が好きなんだよ…」



初真の名前を出すと、

花柄は驚いていた。



同じクラスだけどあまり接点がないせいか、


花柄と初真は喋ったことがないからだ。



「俺は、
初真の良いところ知ってるから…
あいつと花柄はお似合いだと思うんだ…」













< 144 / 200 >

この作品をシェア

pagetop