小さな初恋
高校に入るまでは、


俺の、

“勉強監視係"として…

口うるさくしてきた葵だけど、



高校に入った俺は、

友達と遊んだり…

初真の分も頑張ると決めた部活に出たり…



葵に会わなくなっていた。





けど、

それが一番良かったのかも知れない…



「愛斗、久しぶり!!」

高鳴る心臓をおさえるように、


「久しぶり…」


素っ気なく挨拶をする俺。





今も昔も変わらない…


素直になれない自分がいた。











< 178 / 200 >

この作品をシェア

pagetop