悪魔的に双子。
「シンデレラ、シンデレラ」
王子は塀を登りシンデレラの住む屋根裏部屋へと辿りつき、シンデレラを呼んだ。
……なぜ、玄関から入らないのだろう。
あとで蓮に聞いたら、ロマンをもとめた結果、玄関から王子がやってくるのではいかんということになったらしい。
どこぞの話のパクリな気がしないでもないが。
「まぁ、王子さま。どうしてこのようなところに?」
シンデレラの疑問はごもっとも。
「シンデレラ。僕はようやく分かったんだ。12時の鐘とともに去ってしまった姫は、君だったのだね。さぁ、シンデレラ。お城に来てくれ、僕と結婚しよう」
王子が手を差し伸べる。
よろこんで!とか言って大大円だと思ったらどっこい、シンデレラはこうのたもうた。
「できません。わたしは、わたしを本当に愛してくださる方のもとへゆきたいのです」
ぐすん、と鼻を鳴らしてシンデレラは続ける。
「確かにわたしは、あの夜、あなたと踊った娘です。わたしはあの夜、あなたと結婚できたらどれほどに素敵だろうと思っていました。……しかし」
シンデレラの瞳がギラリと燃え上がった。
「あなたは、7人の妃をめとるとおっしゃった!7人!一気に7人‼この勢いでいけばお妃100人もけして夢ではありませんわね」
とっもだっち100人できるかな♪って歌あったなぁと、体育館にいる生徒の半数が思っただろう。
王子は塀を登りシンデレラの住む屋根裏部屋へと辿りつき、シンデレラを呼んだ。
……なぜ、玄関から入らないのだろう。
あとで蓮に聞いたら、ロマンをもとめた結果、玄関から王子がやってくるのではいかんということになったらしい。
どこぞの話のパクリな気がしないでもないが。
「まぁ、王子さま。どうしてこのようなところに?」
シンデレラの疑問はごもっとも。
「シンデレラ。僕はようやく分かったんだ。12時の鐘とともに去ってしまった姫は、君だったのだね。さぁ、シンデレラ。お城に来てくれ、僕と結婚しよう」
王子が手を差し伸べる。
よろこんで!とか言って大大円だと思ったらどっこい、シンデレラはこうのたもうた。
「できません。わたしは、わたしを本当に愛してくださる方のもとへゆきたいのです」
ぐすん、と鼻を鳴らしてシンデレラは続ける。
「確かにわたしは、あの夜、あなたと踊った娘です。わたしはあの夜、あなたと結婚できたらどれほどに素敵だろうと思っていました。……しかし」
シンデレラの瞳がギラリと燃え上がった。
「あなたは、7人の妃をめとるとおっしゃった!7人!一気に7人‼この勢いでいけばお妃100人もけして夢ではありませんわね」
とっもだっち100人できるかな♪って歌あったなぁと、体育館にいる生徒の半数が思っただろう。