悪魔的に双子。
「真昼、バスケ部の子たちとまわらないの?」
「僕が人混み苦手なの知ってて言ってる?」
「さざみ商店街にはついて来たじゃない」
「あれはっ……」
真昼はむっとした顔をして何かを言いかけたが、何故か突然詰まり、俯いてまたカレーを食べはじめた。
PTAの人たちが作ったカレーらしいのだが、
「それ、美味しい?」
なにげなく尋ねるとうろんな目を返された。
「何?狙ってるの?んな焼きそばと綿菓子までかかえて、人のもんも食う気?」
「……人を暴食漢みたいに言わないでよ」
綿菓子を食べたせいでべとついた口のはしをペロリと舐めながら言うと、
「洗ってきなよ」
と真昼は水道の方を顎でくいっとしめした。
「すごい顔してるから」
余計なことを付け加えるのを忘れない。
「……はいはい。」
水道の水で口のまわりを洗いながら、そういえばこんなに真昼と会話したの久しぶりだな、と思った。
「僕が人混み苦手なの知ってて言ってる?」
「さざみ商店街にはついて来たじゃない」
「あれはっ……」
真昼はむっとした顔をして何かを言いかけたが、何故か突然詰まり、俯いてまたカレーを食べはじめた。
PTAの人たちが作ったカレーらしいのだが、
「それ、美味しい?」
なにげなく尋ねるとうろんな目を返された。
「何?狙ってるの?んな焼きそばと綿菓子までかかえて、人のもんも食う気?」
「……人を暴食漢みたいに言わないでよ」
綿菓子を食べたせいでべとついた口のはしをペロリと舐めながら言うと、
「洗ってきなよ」
と真昼は水道の方を顎でくいっとしめした。
「すごい顔してるから」
余計なことを付け加えるのを忘れない。
「……はいはい。」
水道の水で口のまわりを洗いながら、そういえばこんなに真昼と会話したの久しぶりだな、と思った。