悪魔的に双子。
二人で大きな袋を手分けして持って、次に行った先はママが滞在しているホテルだった。


わたしがきらきらしている高い天井をぼんやり見上げている間に、ママが受付で鍵を受け取っていた。


「ママ……」

「行きましょ」


ママはにこっと微笑んで言った。


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