悪魔的に双子。
「なんか、もう疲れちゃった」
「母さんは人使い荒いから」
真昼と並んでのろのろと食糧を袋に詰め込んでいると、ふと真昼が、
「あっ」
と驚いたような声を上げた。
真昼の視線をたどってゆき、理解する。
「げっ」
よほど運が悪かったらしい。
そこには紛れもなく蓮と田城がいた。
二人もこちらに気づいているらしく、呆気に取られたような顔をしていた。
それも無理はないだろう。
どう考えても、今のわたしと真昼の状況はあの二人からしたら違和感ありまくりだ。
しばらくお互いに間抜け面をして見つめあっていたら、ようやくレジから離れたあみこさんがこちらを見ている二人に気づいて、
「あら、お友達?」
とにっこりした。
ようやく放心からとけたような蓮がこちらに近づいてくる。
田城が慌てて後を追う。
「こんにちは」
あみこさんは蓮と田城にふわりと微笑んだ。
「こ、んにちは」
蓮が珍しくたじろぐような風を見せながらあいさつを返すと、あみこさんは少し不思議そうな顔をして、またすぐに笑みを取り戻して言った。
「真昼と青ちゃんのお友達かしら?母です、
この子たちがいつもお世話になっています」
蓮と田城の目が愕然としたように見開かれる。
………………あーあ、ばれた。
「母さんは人使い荒いから」
真昼と並んでのろのろと食糧を袋に詰め込んでいると、ふと真昼が、
「あっ」
と驚いたような声を上げた。
真昼の視線をたどってゆき、理解する。
「げっ」
よほど運が悪かったらしい。
そこには紛れもなく蓮と田城がいた。
二人もこちらに気づいているらしく、呆気に取られたような顔をしていた。
それも無理はないだろう。
どう考えても、今のわたしと真昼の状況はあの二人からしたら違和感ありまくりだ。
しばらくお互いに間抜け面をして見つめあっていたら、ようやくレジから離れたあみこさんがこちらを見ている二人に気づいて、
「あら、お友達?」
とにっこりした。
ようやく放心からとけたような蓮がこちらに近づいてくる。
田城が慌てて後を追う。
「こんにちは」
あみこさんは蓮と田城にふわりと微笑んだ。
「こ、んにちは」
蓮が珍しくたじろぐような風を見せながらあいさつを返すと、あみこさんは少し不思議そうな顔をして、またすぐに笑みを取り戻して言った。
「真昼と青ちゃんのお友達かしら?母です、
この子たちがいつもお世話になっています」
蓮と田城の目が愕然としたように見開かれる。
………………あーあ、ばれた。