悪魔的に双子。
真昼の言ったとおり、三学期はあっと言う間だった。


学年末テストが終わり、気が緩む時期も、わたしのまわりは相変わらず賑やかだ。


蓮は相変わらず気味が悪いし、田城は相変わらずイケメン。


成長期がなかなかこない有志は、相変わらずわたしそっくりだけど、優しくて素直な良い子だ。


新田も相変わらず軽い笑顔で、わたしをからかう。


一日また一日と過ごしていたら、三年生の卒業式がやってきた。



< 268 / 272 >

この作品をシェア

pagetop