Many☆Love
「それが、紫音の夢なら俺は応援する」
私をきつく抱きしめた。
「だけどね、最低2年は留学しないといけないの………」
声が震えた。
やっぱり、離れたくない。
だけど、応援してくれている。
「2年かぁ………。すっげぇ寂しくなるけど、それは紫音も同じだ。俺は、紫音と離れてても、好きっていう気持ちは変わらない。」
「行ってこい」
屈んで私と目線を合わせて言った。
その瞬間、涙が流れた。
私が帰ってくるのを待っててくれる。
やっぱり、離れるのは寂しいけど安心した。
誰よりも信じてて、誰よりも好きな人に言ってもらえた言葉。
ありがとう。
大好き。