Many☆Love
放課後。
掃除が終わり、伊緒を待つ私。
「ごっめーん!!!!!掃除が長引いて。遅れちゃった!」
走ってきた伊緒。
「遅いぞぉー!」
靴を履いて、昇降口を出る私たち。
もう、誰もいなく静まり返っていた。
「ねぇ。なぁに?お昼の話って。」
伊緒がわくわくしながら、私に聞いた。
「実はね、今日お昼に屋上に行ったら田中くんがいて、話しかけられたの。あいつも、屋上が好きみたいで。それで、ちょっと嬉しかったの。」
私が、言うと