Many☆Love
だけど、だんだん心地よくなってきた。
人の温もりを感じながら寝るのは初めてかもしれない。
「……あったかい」
隣の田中くんに抱きついた。
抱きまくらみたい。
「誘ってるの?」
低い声が耳をかすめる。
「そっ…、そんな気は毛頭ありません!!」
そんな意味に捉えないでよ!
まったくもう。
「田中くんの匂いと温もりが安心する。」
さっきまで、あんなにドキドキしてたのに。
やっぱり、安心する。