Many☆Love
「はぁ.....。」
自然とため息が出た。
私は、中学校生活が不安になった。
ひとりなんて....慣れてる.....も...ん.....。
自分に言い聞かせるように、そんなことを考えていた。
こうなると思っていたから、なおさらつらい。
そんな時、
「もしかして、転入生?」
明るい声に反応し、見てみると とても可愛い子がいた。
「あたしは、橘 伊緒。よろしくね♪」
こんな私に、声をかけてくれる人がいた。
「わっ、私は、奏 紫音です。よろしくね。」
そう。
あの伊緒。
私達は、かれこれ中学からの付き合い。
私達は、驚くほど気があった。
時にはケンカをしながら、友情を深めた。
そんなある日。