Many☆Love
嬉しくて、ニヤニヤが抑えられないよぉ~!!!!!
そんな時に限って
「ちょっとぉ!紫音、何でにやにやしてるのよー」
伊緒に話しかけられた。
「実はね………」
嬉しくて、飛び跳ねたい気持ちを抑えながら伊緒に話した。
「あの、田中が?そんなこと、絶対やらないキャラなのにね!これって………絶対脈アリだってばーーー!!!」
バシバシと私の背中を叩き、キャーキャー盛り上がっている伊緒。
「あと一歩だよ!!がんばれー!」
興奮冷めないまま席についた伊緒。
それとは裏腹に、私は田中くんに気持ちを気づかれまいと必死に平静を装って1日を乗り切った。