昨日までの僕
唾を吐き捨て借金とりは帰って行った男はしばらくの時間床にうずくまっていた。

「痛いー」まだ下腹と右足がうずいた。

でも時間に猶予はない、早速作曲に取り掛かったでも常に頭に不安がよぎる本当に返すことが

できるのかこんなもので。

不安に頭を抱えながら徹夜で曲を作った出来上がった曲はその日3曲缶詰で一週間曲を書きづつけた。

「できた」全部で50曲あった。

プロモート事務所に曲を送ってみた、1週間2週間日にちは過ぎていく焦りだしたころプロモ

ート事務所から連絡が入った・・・。

CD出しませんか??思いがけない返事だった「お願いします」「まず初めにどうすれば」

「とりあえず事務所まできてもらえませんか」

翌朝11時に男は事務所の玄関先にいた、チャイムを押して中に入るとそこはまだ新しいオフィスだった。

3時間くらいだろうか曲の相談をしてCDを出す話になった「才能ありますよ」「これで行きましょう」


あくまでも男はゴーストライターとのことだった名前を変えて歌を歌うのは別人。

でもそれはのちにすごい巨額の富を生むのであった。

「楽しみだ」「これからも期待していますよ」もしあのとき死ぬ間際ボサノバのレストランに

行かなければ今頃お陀仏だ。
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