OCEAN SONG

友達は、部活で忙しくて
私に構っている暇なんかない。

ましてや、彼氏なんていない。

彼氏を作ることなど、私には
無縁であり、到底できない。

だから、家でボーッとしているより
海沿いを歩き回るか海を眺めている方が
何より私の暇潰しになるのである。

私は足を止めて、ガードレール越しに
見える海を何も考えずにただただ、見つめていた。

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