黒猫ちゃんの憂鬱4



帽子に気をとられていた母は、道路だと知らずに突っ走った。






ジャンプして帽子を掴んだ母は、安心して私達に帽子を掴んだ手で手を振った。




ニコニコしながら、轢かれたんだ。






父と・・・私とハルの、目の前で。






父は、カメラとバッグを落とした。







どうした、どうしたんだ。



焦った声・・・母の周りに居た人たちが発する。









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