黒猫ちゃんの憂鬱4





『やめ、ろ・・・』





その声は、こぶしが振り下ろされる前に出た。






ハルだ。




ハルも痣が出来ている。





ハルも、DVされたのか。




そう、思ったんだが・・・





『黙れっ。コイツなんか庇いやがってっ』






庇った・・・?




じゃあ、私を・・・守ってくれていたのか。










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