黒猫ちゃんの憂鬱4




「ちょっと、カズッ」




『何ですか。まず、何故僕に落書きをしたんですかねぇ?』




「ひぃっ。・・・えぇ、と・・・近くに居たからです」




『それだけでですか?・・・まず、落書きしようと思うこと自体馬鹿なんじゃないですか?』




「『ごもっともです・・・』」




『というかですね。何書いてくれちゃってんですか。水性で書きました?落ちないんですけど』




『「すみません・・・」』






『あのですね。僕も学校あるんですよ?この顔で行けってことですかね、どうなんですか?』




「いや、その・・・」




こ、怖いですっ!!




えー、こちら美神月ですっ。




目の前のカズキさんがっ・・・て、実況中継してる場合じゃねぇ!!







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