黒猫ちゃんの憂鬱4




『まぁ、幸い妊娠はしてないみたいだな』




「なんで、わかるの・・・」




スッと手を離し、ゆっくりベッドに寝かせる。






『いや。・・・それより名前は?』





「・・・」




『なんだ、いえないのか?それとも、名前無い?』





「無い」





あんな名前、要らない







『そうか・・・。んじゃ、俺と同じ立島・・・』




「絶対ヤダ」






『うおっ。拒否られたぜ、おい』








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