False Love





「いらっしゃいませー」






家から徒歩1分。
俺はこの近さと楽さで
ちょっと太った気がする。



コンビニは何でもあるし。
あの店員さん絶対俺のこと
覚えてるやろな。





「あの、すいません」


「え?」


「それ、取りたいんですけど…」



「あ、あぁ、すいません」





びっくりした…



一瞬でも逆ナンを期待した自分を
殴ってやりたい。



女の人は俺の前にあった弁当を
さっさと取ってレジいった。
左手に指輪してるやん。





いーなー・・・






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