陽はまた昇る

「昼に仕事抜けて行こうと思ってるけど」

「そうじゃあ私は忍たちと先に行くわね」

「わかった」

そう行って俺は家を出た。

俺はバイクで仕事に行く時姉貴が言っていたことを考えていた。姉貴が言っていたのは、あずさの墓参りのことだ。
今日はあずさの命日であずさが死んでから５年めの年だ。
そして俺は５歳としおとり今年で２０歳だ。そんなことを考えていると、いつのまにか仕事ばについていた。

俺はフロリアンカフェと言うところで働いている。高校の時にバイトで働いていたのがきっかけで卒業してからそのまま就職してしまった。

店の入口には充填中の下げ看板がしてあった。
どうやら店長はまだ来ていないらしい。

俺は鍵を開け中に入り作業衣に着替えケーキの仕込みを始めた。