教師『炎魔の蝶』
三日三晩、ひたすら
考えても、なかなか
結論が出せなかった
『蝶』は、自分自身の
中にある閃きと本能に
任せる事にした。。


次の日、『蝶』は
新太郎の自宅を訪れた。


ピンポーン
「はーい、どちらさま
ですか?」


「私、艶川中学、見習い新任教師の蝶と申します」


ガチャッとドアが開き
中から、新太郎の母らしき人が現れた。

優しそうな感じだが、
やはりどこか影がある。


「どのようなご用件で
しょうか…」


「あのー、私、この度
バレー部の顧問になりまして、誠に申し上げにくいの
ですが…新太郎くんの
お話を聞かせていただけ
ないかと…」


「貴女が…バレー部の
顧問に? あの子達が
認めたんですか?」


「あ、はい、そのー
認められたというか、
認めさせたというか」


「そうなんですね」

新太郎の母は、涙ぐんだ。。
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