教師『炎魔の蝶』
全ての真実を知った
『蝶』は頭の中を
混乱させながらも
冷静だった。。


「なんだか、辛過ぎる
話ですね…。。
後は、私に任せて
いただけますか?
これは、かなり大きな
賭けになるかも
しれませんが…」


「貴女に、何もかも
お任せします。
あれ以来、絶対に
顧問がつく事を頑なに
拒んできたあの子達が
認めた貴女なら。。
それに、貴女にお会い
して思いました。
新太郎に貴女を
会わせたかったなと」


「ありがとうございます」

『蝶』は深々と頭を
さげ、新太郎のノートと
大門の連絡先を
手渡され、佐々木宅を
後にした。。


真っ赤な夕日が
『蝶』を紅く
照らしていた。。
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