教師『炎魔の蝶』
「あっ、そうだっ
立脇ちゃーん」
「はいはいはいっ、
何でしょうかっ」
飛びつくように
にこやかに話す立脇を
見て、『蝶』は
「最初は、立脇ちゃん
だなんて言い方止めて
くださいっ、なんて
怒ってたのに、いつの
間にか、小さな犬っころ
みたいに喜んでるじゃん」
「いっ、犬っころ…
もっ、もうちょっと
何かワイルドな言い方
ないんですかー」
と、言いながらも
まんざらでもない
様子の立脇。
「ちょっと、協力して
もらう事が出てくると
思うから、土日空け
といて。あ、無理なら
いいから」
「いえいえ、絶対
何が何でも空けて
おきますっ」
やっぱり、可愛い
犬っころになってる
立脇だった。。