教師『炎魔の蝶』
「あ 蝶先生って見習い
という形なんですよね?
教える教科科目は何ですか?」
「え?えーっとー…適当に…」
「は?適当?意味がよく
わからないんですが」
「だからー、私はまぁ
何でも教えられるのっ」
立脇、しばらく開いた口
が塞がらず
「そんな冗談が、僕に
通じると思ってるん
ですか? それで教科は?」
「適当にどれでもっ
だから、どの先生が欠席
しても代わりに授業が
出来るの、一応」
立脇は呆れながら
スタスタと廊下を先に
歩いていった
「ありえないっちゅーの」
一通り見学は終わり
後は放課後に部活を
見てまわる事となった
「では、また放課後に」
「イケメン立脇ちゃーん
また、よろしくねー」
「だから、普通でお願い
しますってば、あーもー」