教師『炎魔の蝶』
次の日、『蝶』は
朝早くから母さやかの
墓を訪れていた。


「お母さん、私、生徒
を殴りそうになっ
ちゃったよ。。
まだまだ、だめだね、私」


「でもね、親に対して
冗談でも言ったら
いけない事ってあると、
私は思うんだ。
お母さんなら、どうする
んだろ。。」


母の墓前に何時間も
話し掛ける『蝶』で
あった。


「お母さん、私決めたよ。私が今までたどってきた
道を、子供達に話す。
決していい見本では
なく、むしろ絶対に
真似はしてほしくない
生き方だけど。。
いいよね?」


「お母さん、私に
力を貸してね」


強い決心をした
『蝶』の内ももにある
蝶の刺青が、七色に
光っていた。
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