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今日の空は綺麗な青色。

気温は少し高くて汗がたれた。

「涼太ー、あっついー」

「じゃ、もっと暑くしてやるー」

むかしだったらこれで抱きつかれても

お互い何も思わなかった。

普通に幼馴染としての行為。

でも、今は"恋人"。

抱きつくだけでも心臓が飛び出しそう。

それでも涼太は抱きついてきた。

「ちょっ・・・」

顔を真っ赤にして涼太をみると

涼太も顔が真っ赤にしていた。

「・・・やべえー・・・俺、幸せ。」

「・・・あたしも」

この時間が一番幸せ。愛おしい。

「キスしていい?」

最近は確認してからしてくれる。

それもきっと涼太の優しさの現れ。


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