お嬢様になりました。《番外編》
私たちは駅の近くのファミレスに入った。



「何かあったの?」



心配そうな顔をする華を見て、涙腺が緩む。


二人の顔が見れて凄くホッとしてる。



「話したくねぇんなら、取り敢えず何か食え」

「そうだね! なにか食べよう? 私お腹空いちゃったっ」



肩を寄せ合ってメニューを覗く二人。


その姿を見ていると、先日の隆輝と橘さんを思い出す。


私って一体なんなんだろう……。



「決まった?」

「あ、えっと……」



華に声をかけられ、慌ててメニューに目を落とした。



「ピザにする。 一緒に食べよう?」

「いいよっ」



そういえばお昼もまともに食べてないからか、結構お腹空いてるかも。


二人に会うまでお腹空いてる事すら忘れてた。





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