《改稿中》V系霊媒師「咲邪」†SAKUYA†《改稿中》
「どうするぅ? みんなぁ」
覇龍はかいチョンを部屋に入れるか否かをメンバーに打診する。
「ま、まだまだぁっ! 全部、堪能して……いないっ」
しかしすぐさま拒否したのは源真だった。その肌色の額には汗が玉をなしていて、かなり苦しそうだ。霊力を消耗し切っている。
「源さん、もう逝きなさい。シュッ」
「ままっ、待っっ……」
パタリ
咲邪にアッサリ祓われて、源真の憑依していたテディベアは倒れた。
「まったく、どんだけエロいのよ。あの生臭坊主! ……ああ、上がって来ていいわよ? かいチョン」
そう答えると咲邪はエントランスのロックを解除した。
「咲邪さん、助かります。有難いですよ」
──────
今度作った覇龍の新曲は、珍しくかいチョンの評価が高かった。
「いやいや、これはいいですよ。シンプル&ストレート。グルーヴ感も申し分無い」
いつになく興奮した調子で新作を誉め倒すかいチョン。
「それは当然だぁぁ! 神の作り賜うた旋律だぞぉ?」
背中を反らせた覇龍が、その長い腕で胸をドンと叩いた。だが……。
「しかしひとつ言わせて貰えば、スロー部分と速い部分のメリハリが弱いですね」
「なんだぁ、また駄目出しかぁぁ」
しかしエロコンビが写真集を観てうつつを抜かしている間に、至って真面目に曲の作り込みをしていた斬汰と咲邪が前に出た。
「そこはこうしたのよ」
斬汰がスティックでカウントを取ると、咲邪がベースを弾ヒく。パットを叩いてリズムを刻む斬汰の動きにぴったりとシンクロして、咲邪の弾ハジき出した音が被せられていく。
「どう? 触りだけだけど」
覇龍はかいチョンを部屋に入れるか否かをメンバーに打診する。
「ま、まだまだぁっ! 全部、堪能して……いないっ」
しかしすぐさま拒否したのは源真だった。その肌色の額には汗が玉をなしていて、かなり苦しそうだ。霊力を消耗し切っている。
「源さん、もう逝きなさい。シュッ」
「ままっ、待っっ……」
パタリ
咲邪にアッサリ祓われて、源真の憑依していたテディベアは倒れた。
「まったく、どんだけエロいのよ。あの生臭坊主! ……ああ、上がって来ていいわよ? かいチョン」
そう答えると咲邪はエントランスのロックを解除した。
「咲邪さん、助かります。有難いですよ」
──────
今度作った覇龍の新曲は、珍しくかいチョンの評価が高かった。
「いやいや、これはいいですよ。シンプル&ストレート。グルーヴ感も申し分無い」
いつになく興奮した調子で新作を誉め倒すかいチョン。
「それは当然だぁぁ! 神の作り賜うた旋律だぞぉ?」
背中を反らせた覇龍が、その長い腕で胸をドンと叩いた。だが……。
「しかしひとつ言わせて貰えば、スロー部分と速い部分のメリハリが弱いですね」
「なんだぁ、また駄目出しかぁぁ」
しかしエロコンビが写真集を観てうつつを抜かしている間に、至って真面目に曲の作り込みをしていた斬汰と咲邪が前に出た。
「そこはこうしたのよ」
斬汰がスティックでカウントを取ると、咲邪がベースを弾ヒく。パットを叩いてリズムを刻む斬汰の動きにぴったりとシンクロして、咲邪の弾ハジき出した音が被せられていく。
「どう? 触りだけだけど」