ヴァンパイアと同居中!! ~赤に恋して~
そう言う三船君はもうすでに、かき氷を一口食べている。


私もスプーンで口に運んでみると、人間界のお祭りの屋台で売っているかき氷と味は変わらない。


「おいし……っ」


思わず呟くと、三船君が嬉しそうに笑った。


なんか三船君、私と同居し始めてからよく笑ってくれる様になったよね……?


それとも私の気のせいかな?


聞きたいんだけど、聞いたらなんか調子に乗ってると思われちゃいそうだったから、黙っておいた。


その内空は段々と暗くなって行って、気温も下がって過ごしやすくなって来た。


ああ、適温って素晴らしい!!
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