ヴァンパイアと同居中!! ~赤に恋して~
三船君の芯のある声に、背筋が無意識に伸びる。


「リボン…ジャマ」


シャツの襟からリボンが抜かれて、ポイッとベッドの上に置かれた。


三船君がベッドに寝たまま、私の両腕の二の腕部分を掴んだ。


「最初ちょっとチクッとするかもしれないけど………大丈夫だから」


「うん……」


「じゃ……いただきます」


ゆっくりとゆっくりと、三船君の顔が第1ボタンが開いている私の首筋に向かって近づいて来る。


その顔がとっても言葉じゃ言い表せないオーラを漂わせているのは、彼がヴァンパイアだからなのか。


私は、知らない。
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