ヴァンパイアと同居中!! ~赤に恋して~
今日は私が食事当番なので、楽しそうに聞いてくる三船君。


同居し始めてからいつも見慣れた光景なのに、胸がザワザワして止まらない。


それに何だか………いつもと変わらない三船君に、イライラした。


「葵?どうした?」


私がずっと同じ所に突っ立っているせいか、三船君がソファーから立ち上がって私の顔を覗き込む。


嫌だ……見ないで。


あのキレイな女の子に向けた瞳で、私を見ないでっ!!


「―――…えっ」


気がついたら私は、三船君から思いっきり顔を背けていた。


「今日は……晩ご飯、自分で作って………」
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