ヴァンパイアと同居中!! ~赤に恋して~
パタン…と玄関のドアが閉まるのを聞きながら、ヘナヘナとへたりこむ。


次から次へと物凄い後悔が襲って来て、涙が洪水の如く溢れ出した。


「ヒック…ごめんなさい……」


私、何やってるの?


勝手にあの女の子と三船君の仲良さそうな雰囲気に嫉妬して、挙げ句の果てには八つ当たりして。


私にはこんな事する権利なんて、これっぽっちも無いのに…最低だよ。


「ごめんなさい、三船君………ごめん」


何度謝ったって、仕出かした事は取り消せない。


さっきまでの快晴がウソの様にザーーーッと降り出した雨が、余計に惨めな気持ちにさせた。
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