ヴァンパイアと同居中!! ~赤に恋して~
「もしもし上杉さん?どうしたの?」


上杉?達寛の電話の相手、上杉なのか?


『あ、あの五十嵐君!三船君知らない!?』


上杉の声は電話口から微かに聞こえてて、翔瑠・シェナーダ・テイテスが一斉にオレを見た。


「月模?月模なら今オレ翔瑠の家にいるけど、一緒にいるよ」


『ええっ!?じゃあ葵、今家に1人なのっ!?』


―――葵?


「ちょっと達寛、電話かわって」


いつもフワフワ系の上杉のただならぬ雰囲気を察知したオレは、達寛からケータイをかわって貰った。


「もしもし?上杉?」


『あっ、三船君っ!?』
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