ヴァンパイアと同居中!! ~赤に恋して~
『三船君、何かどうしても外せない用事があるって言うなら仕方ないけど、葵の傍にいてくれない!?きっとあの子今凄い不安だろうから………』


最後ら辺は弱々しく消えてしまった上杉の言葉が、強く頭に響いた。


傍にいて……?だけどオレは葵に顔見たくない言われたんだぞ?


他にも色々言われたのに、近くにいろって言うのかよ。


大概の人間はこういう状況になったら、どうでもいいと気にしないだろう。


だけど…オレの頭の中には、1人で怖がっている葵の姿が浮かぶ。


「分かった……だから上杉、もう心配するな」


――――ピッ
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