ヴァンパイアと同居中!! ~赤に恋して~
三船君はその後、クルッと私に背中を向ける。


だけど私にはハッキリと見えた。


三船君の横顔が…リンゴみたいに真っ赤に染まっていたのが。


………もしも。


もしも本当にアナタが私を好きならば


私は…ずっとアナタに尽くす事を誓います。


例え人間とヴァンパイアでも、種族が異なっても、やっぱり好きなものは好きなんだ。


「待って三船君っ!!」


私は思いっきり駆け出し、目の前の広い背中に抱きつく。


「おわっ!?」


「―――私も好きです!!」


彼は私のクラスメイトで同居人でヴァンパイア。


そして、彼氏。
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