ヴァンパイアと同居中!! ~赤に恋して~
ドライヤーを上下に振りつつ、葵がソファーに座るのを待つ。


しかし葵は顔を真っ赤にして、ズザザザとオレから離れた。


「い、いいよ!!髪位自分で乾かすから!!//////」


どうやらオレに髪を乾かして貰う事がかなり恥ずかしいらしく、耳まで赤く染まっている葵。


カワイイなぁーーー……


目を細めて葵を見つめた後、葵の手を引っ張ってソファーに座らせた。


「三、三船君!?」


「自分で乾かすって言う割には、さっきオレが乾かせ言ったのにまだ濡れたまんまじゃん。説得力無いっつーの」


カチッとドライヤーの電源を入れる。
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