ヴァンパイアと同居中!! ~赤に恋して~
あせあせと玄関で待っていた月模に駆け寄ると、月模は私を見たまま硬直。


まるで石みたいに動かなくなってしまった彼氏に、私は首を傾げた。


「つ、月模……?どうしたの?」


「ああーーー…イヤ、カワイイなと思って……//////」


カ、カワイイ!?


少しだけ赤くなった月模の口から出た予期せぬ褒め言葉に、私もつられて赤面。


「あ、ああ……どうもありがとうございます……//////」


私と月模は暫く玄関でテレ合うという、何ともバカップルみたいな状態に陥っていた。


「行、行くぞ葵!///」


「お、おうよ!」
< 302 / 443 >

この作品をシェア

pagetop