ヴァンパイアと同居中!! ~赤に恋して~
ヴヴヴ……と、別のポケットに入れといたケータイが震えた。


誰からか確認してみると……お母さん!?


「葵?教室戻らないの?」


「あっ、ちょっとお母さんから電話!2人は先に教室行ってて!」


とりあえず女裕と笑奈には先に戻って貰い、私は電話に出た。


「もしもし?お母さん?」


『あ、葵!元気?』


北海道に出張中のお母さんは、ニューヨークに出張中のお父さんより、よく電話してくれる。


北海道はやっぱり涼しいらしく、夜になるとちょっと寒い位にまで気温が下がる事もあるんだって。


メッチャうらやましい……
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