ヴァンパイアと同居中!! ~赤に恋して~
やっと返事が返ってきたと思ったら、お母さんの声は戸惑いに溢れていた。


――――ドクン…ッ


な……に?


何だか急に……嫌な動悸が止まらなくてなってきた………




『三船君って………誰?』




お母さんのこの言葉を聞いた瞬間……


今は夏なのにまるで真冬で極寒の外に放り出されたせいで、貧血を起こした様な感覚に襲われた。


「えっ……?お母さん何言ってるの?三船君は三船君だよ?」


『イヤだから………三船君って誰よ。もしかして女裕ちゃんや笑奈ちゃんがよく言っていた、アンタ達と同じクラスの三船 月模って子の事?』
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